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当協議会会員様による「リレーエッセイ」のコーナーです。
随時、更新してまいりますので、お楽しみに…。 |
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第4回 (2012.8.24) |
上方落語がもっと面白くなる!?
小鉢 誠治 |
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1870年、シュリーマンは昔話を頼りにトロイの遺跡を発見しました。
…とえらいたいそうなとこから入りましたけど、上方落語のお話です。
口伝えとは凄いもので、古典落語には古地図や古文書に残っていない情景や人々の生活が残されています。
堺筋本町駅からうちの事務所に向かう途中に農人橋を渡ります。「饅頭こわい」(上方版)ではこの辺りは夜になると人も通らない寂しいところで、ここから東横掘川に飛び込めば「本町の曲がり」にひっかかり死体も上がらぬ自殺の名所…らしいですが、今では上は高速道路、下は中央大通とひっきりなしに車が走り面影はありません。それでも「本町の曲がり」は今でもしっかりと「曲がって」います。(なんとそのカーブに合わせて阪神高速も曲がってるのです!)
そんな「古典落語の事件現場巡り」をみんなでしてみませんか?と提案したのが「3D落語」です。
第1回は「らくだ」を取り上げ、笑福亭生喬師の熱演を聞いたあと、野獏と呼ばれた空堀近辺から千日の火屋まで、棺おけを担いだつもりでぞろぞろと歩きました。そして来る十月六日の第2回は「高津の富」と「天神山」の二席をベテラン桂文太師に演じていただきます。会場はもちろん「高津宮」、そこから上方落語発祥の地、生国魂神社経由、愛染さん、玉出の滝を通ってゴールの安居神社まで約一時間、楽しい秋のお散歩に是非ともご参加ください。(小鉢誠治・当協議会幹事/株式会社劇団往来)
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